- にほんじゅうけつきゅうちゅう
- にほんじゅうけつきゅうちゅう【日本住血吸虫】ヒトをはじめとする哺乳類の門脈系に寄生する吸虫。 細長い糸状で, 雄が約1.5センチメートル, 雌が約2センチメートル。 卵は大便とともに排泄され, 水中で孵化して幼虫は中間宿主のミヤイリガイにはいる。 幼虫は貝の体内で発育したのち, セルカリアと呼ばれる段階で貝から泳ぎ出し, ヒトや家畜の皮膚を貫いて侵入。 日本ではかつて広島県片山, 甲府盆地, 筑後川流域などに生息した。 中国・東南アジアに広く分布。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.